日本学術会議ニュース

【SCJ】日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

(1)記者会見のご報告
(2)「日本学術会議の活動に関するQ&A」のホームページ掲載について

2020年11月27日
日本学術会議幹事会

日本学術会議の活動と運営に関して、以下のとおりご連絡いたします。

(1)記者会見のご報告
2020年11月26日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)とともに、ご報告いたします。
記者会見で配布いたしました資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。
*第25期幹事会記者会見資料(11月26日)
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo304-kaikenshiryo.pdf

(2)「日本学術会議の活動に関するQ&A」のホームページ掲載について
記者会見でもお知らせしましたが、幹事会にて、「日本学術会議の活動に関するQ&A」を作成、公表いたしました。日本学術会議のホームページに掲載しております。
*「日本学術会議の活動に関するQ&A」
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/siryo304-QandA.pdf

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記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶

本日は新型コロナウイルスの感染が再拡大する大変な時に日本学術会議の記者会見にお集まりいただきどうもありがとうございます。

まず最初に、日本学術会議の推薦した6名の方々が任命されないという事態になってからほぼ2ヶ月が経過いたしました。すでに何度も申し上げてきた通り、私どもは10月2日の総会で、任命されない理由を説明いただくとともに、6名の方々を速やかに任命していただくようにお願いしたところです。引き続きこの2点についてお願いするとともに、後ほども申しあげる通り、6名の方々にご心労をおかけ続けていることについて、たいへん遺憾で申し訳なく感じているところです。

さて、前回の記者会見で学術会議をよりよくする方向性に関する検討項目5点をご報告いたしました。学術会議の機能強化をはかっていくためには、学術会議のこれまでの活動についてみずから見直しを進めて、不十分であった点、さらなる改善が求められる点についての検討が必要であると考えております。本日は、この点について、どのように検討を進めようとしているのかについて、現時点での考えをご報告します。

その中でも特に、学術会議が発出している提言の作成やフォローアップの手順等をご説明申し上げるのに加えて、それが政策や社会に及ぼしたインパクトについて、現時点でのまとめについて詳しくご報告します。

また、先ほど申した通り、新型コロナウイルスの感染が再拡大する現状が生じております。新型コロナウイルス感染症に関して、2月末には対応する分科会を設置して、学術の立場で審議を開始しました。コロナ感染症については様々な機関や専門家が緊急提言を行われておりますが、日本学術会議ではレジリアントな社会の構築のための中・長期的な視点での提言が必要と考え、第24期のうちにwith/postコロナにおける医療体制や社会のあり方についての2件の提言を発表しました。さらに、両提言を踏まえて現在の情勢を検討するとともに、新型コロナウイルス感染症についての最新の学術成果を発信する学術フォーラムを日本医学会連合と共催で11月28日(土)に開催することといたしました。開催直前ですが、ご報告いたします。詳しくは配布資料をご覧ください。

また、前回の記者会見では口頭での報告のみとなりましたが、国際学術会議会長からの書簡について公表してよいとのご了解を得ましたので、本日ご報告します。

最後に、この間、会長、副会長、第一部部長などで、学術会議で推薦したものの未だ任命されていない6名の方々との面談も行いました。6名の先生方は、ご本人の意に反して様々な形で報道やSNSなどで取り上げられることになり、精神的な面を含め大変なご苦労をされていることを改めて認識いたしました。さらに先生方にとどまらず、ゼミの学生たちにまで心ない言葉が浴びせられるなど、たいへん憂慮すべき事態の起こっていることを教えていただきました。この場をお借りして、強く遺憾に思っていることをお伝えいたします。あわせて、過去の経緯も含めて実名報道がなされておりますが、その中にはご本人の承諾を得ていないものがありました。実名を出して報道を行う際には、報道に先立ってご本人から了解を取って行っていただくことを、学術会議として強くお願いをさせていただきます。